骨粗しょう症で必要な薬とは
骨粗しょう症は、骨がスポンジの様にスカスカになっていて、とても脆い状態です。
だから骨粗しょう症を放置しておくと、骨折しやすくなります。
最近では、黒柳徹子さんがその症状を患ったとか患っていないとか…
骨粗しょう症って危険なの?
年齢が高くなるにつれて、骨粗しょう症にかかる確率は3人に1人(50歳以上の女性を限定に)と
言われており、特に更年期以降の女性にはかかりやすい病気です。
女性は閉経後に骨量が急激に低下し、骨粗しょう症となる危険性が高くなる事が有名です。
何故なら、女性ホルモンのエストロゲンは、骨の新陳代謝の時、骨を壊す働きである骨吸収を
緩やかにして、カルシウムが溶け出すのを抑える働きがあるからです。
そのエストロゲンの分泌が低下すると、抑制されていた骨吸収が亢進(こうしん)されるので、
骨密度も低下していきます。
そして、圧迫骨折という骨がつぶれた様な状態の骨折を起こしやすくなることがあるので、
気をつけなければならない理由の一つと言えるでしょう。
圧迫骨折の生活への影響
骨粗しょう症の影響で骨が脆くなり、背骨が押しつぶされて変形してしまう脊椎圧迫骨折。
普段の悪い姿勢や咳、くしゃみだけでも、簡単に骨が潰れてしまいます。
- 骨折の痛みは激しく、痛み止めとコルセットを巻いての生活になります。
痛み止めを飲んでいても、動作によっては激痛により日々の動きも制限される状況になるのです。 - トイレに行くのが困難。
- コルセットを巻いての生活も大変です。
暑い、蒸れるだけではありません。寝ていても座っていても痛い上に、ちょっとした動作でも
辛い為、コルセットの巻き直しや強弱の調整することでも痛いのです。
手術で治す方法もあり
手術することもありますが、大切な神経が通っている部位の為、難しい手術です。
痛みがスッキリと無くなるとは言い切れません。
リハビリも必要になり、このような状況になると、生活もままなりません。
高齢者の方で苦しんでいる方も多いですが、若くても骨粗しょう症になる可能性があることを
頭に入れておいてください。
また妊娠後であれば、赤ちゃんを抱っこしなくてはなりませんので、とても大変です。
日に日に大きく重くなっていく子供。
嬉しいながらも、自分の身体は悲鳴をあげている状態になりそうです。
こういう状況から、骨粗しょう症の薬を定期的に内服する必要もあります。
処方薬の注意点
骨粗しょう症の薬は、週一回や月一回飲むものがあります。
- 胃に食べ物があると、薬の吸収が悪くなるので、空きっ腹に内服する
- 飲んだら30分間座った状態でいる
そして忘れないように曜日を決め、起床時に内服するのがベストだと思います。
処方された薬をきちんと飲み、痛くて動けない生活にならないよう、予防と治療して行きましょう。