たんぱく質摂取を制限されていても安心! 低たんぱく食材一覧
病気などでたんぱく質を制限しなくてはいけない方も、たんぱく質を全く摂らないというわけにはいきません。
たんぱく質は筋肉や血液、肌や髪の毛など、身体のあらゆるところを作り上げ維持します。
出来るだけ低めのたんぱく質で、毎日の食生活を送るのは難しいものです。
腎不全の方などを対象に、低たんぱく質食品と呼ばれるものが売られています。
そこで今回は、たんぱく質摂取を制限されている方も安心して摂取できる低たんぱく質の食材を一覧にしました。
《低たんぱく質の食材一覧》
①主食系
ご飯、パン、パスタ、カップ麺、そば、うどん、もちなど
主食としての低たんぱく質食品が販売されています。
これらは植物性たんぱく質の量を抑えたものです。
主食系の食材は元々たんぱく質の量は少なめですが、一度に食べる量が多いために普通に食事をしているだけで、たんぱく質の摂取量は多くなってきます。
②レトルト食品
カレー、シチュー、酢豚、中華丼、肉じゃがなどレトルト食品として上記のような低たんぱく質食品が販売されています。これらはたんぱく質だけでなく、塩分・リン・カリウムなども抑えられています。
③スープ類
味噌汁、コーンクリーム、かぼちゃポタージュ、中華春雨スープなどたんぱく質と塩分を中心に抑えられたスープ類が販売されています。
カロリーは元々低めなので、他の食材と組み合わせて、献立の調整をおこないましょう。
④デンプン製品
春雨、片栗粉、コーンスターチ、くずきり、マロニーなどたんぱく質がほとんど含まれない、これらの食材の活用もオススメです。
・すき焼きなどのしらたきの代わりに、くずきりを使ってみる
・天ぷらを揚げるときに、小麦粉と片栗粉を併用して揚げる
・デザートを作る時に、コーンスターチを使う
⑤冷凍食品
ハンバーグ、ソースメンチカツ、コロッケ、エビシュウマイ、五目春巻きなど減塩と書かれた冷凍食品が、最近多くなっています。
これらは塩分だけでなく、たんぱく質も少なめの商品が多いです。
レンジで温めるだけで簡単にカロリーを摂ることができ、お弁当のおかずにもオススメです。
⑥おやつ
フルーツみつ豆、くず餅、フルーツゼリー、キャンディ、のど飴など砂糖やくずきり、片栗粉にはたんぱく質がほとんど含まれていないです。
そのため、たんぱく質制限を受けている方は、砂糖の使われたおやつもオススメです。
ただし、糖尿病の方や中性脂肪の多い方は要注意です。
⑦飲み物
お茶や水はもちろん、サイダーや果汁飲料など甘い飲み物を摂ることで、エネルギー不足を緩和することができます。
【まとめ】
低たんぱくの食材一覧、いかがだったでしょうか?
たんぱく質の制限を受けていると、どうしてもカロリーも足りなくなりがちです。
高たんぱく質の「肉類・乳製品・大豆製品・魚類」を出来るだけ避け、低たんぱくの食材一覧を活用することで、身体の維持に必要なエネルギーとたんぱく質を補給することをオススメします。
低たんぱく食を日常的に取り入れるのは難しく、Web上でも様々な一覧が掲載されていますが、医師や栄養士などの指導を受けることも大切です。