ヨーロッパ人に骨粗しょう症が多い?!

ヨーロッパ人に骨粗しょう症が多い?!

前回の記事ではミネラルについて詳しくお伝えしました。
その中で、骨粗しょう症やカルシウムの話題に少し触れましたが、今回はカルシウムについてお届けしたいと思います。

私たちはカルシウムをたくさん摂れば骨が丈夫になるといったウワサを耳にすることが多いと多いですよね。
しかし、このウワサは実際のところどうなのでしょうか。

そのあたりをチーズをよく食べるヨーロッパ人の事例と共に探っていきます。

 

1、牛乳の巨大生産地ヨーロッパで起こっている真実

もしかしたら、あなたはすでにご存知かもしれませんが、ヨーロッパでは骨粗しょう症になる人が多いのです。
酪農が中心のヨーロッパ諸国で、人々はカルシウムが多く含まれる牛乳やチーズをよく摂取します。
それなのになぜ?と思う方もいるでしょう。

でも、こちらのグラフをご覧いただくとわかるように、なんとカルシウムの摂取量が多いほど、骨粗しょう症の比率が高いというデータが出ているのです。

 

カルシウム 摂取量 骨粗しょう症

 

牛乳やチーズなど乳製品のセールスポイントはカルシウムがたくさん摂れるので骨が丈夫になるといったものですよね。
ですが、その実態はどうやら曖昧なようです。

 

2、骨を作っているのはカルシウムだけじゃない?

実をいうと、私たちの骨を作っているのはカルシウムだけではありません。
というより、カルシウムが骨を作るために必要な栄養素を一緒に吸収することが大切なのです。
特にビタミンDとビタミンKの脂溶性ビタミンは骨をつくる黄金配合とも呼ばれています。

ビタミンDは、鮭・サンマ・うなぎ・干ししいたけ・きくらげなどに多く含まれています。
また、ビタミンKは、キムチなどの発酵食品・ほうれん草・小松菜などに多く含まれています。
カルシウムは、これらの食品と一緒に摂ることで正しく吸収され、骨の形成を支えるのです。

 

3、骨粗しょう症の国で足りないもの

そもそも、牛乳やチーズなど乳製品を多く摂取するはずのヨーロッパ人に骨粗しょう症が多いのは、諸説さまざまですが、複合的な要因があると言えます。

例えば、日照時間が短いため、摂取したカルシウムを吸収するための日光が足りないとか、高タンパクな食生活のため、摂取したカルシウムが排泄されてしまうことが多いといったことです。
また、運動量が足りないと骨折の危険性も高まりますから、適度な運動とバランスの良い食事が骨粗しょう症の予防になることは当然の結果と言えるでしょう。

ただ、バランスの良い食事といっても様々ですよね。
そこで、丈夫な骨づくりに有効な成分をご紹介します。
それはコラーゲンです。

そもそも骨はその大半がカルシウムやリンなどのミネラルで、骨の中心部や骨の表面に詰まっていますが、コラーゲンもその部分に含まれています。
骨の構造はよく建物にたとえられますが、カルシウムがコンクリートだとすると、鉄筋がコラーゲンです。
そして、コラーゲンは弾力性によって骨をしなやかにしていると言えます。
つまり、骨の柔軟性を高めてくれているわけです。

そう言われると、コラーゲンをもっと摂らなければと思いますよね。
そこで、コラーゲンと骨粗しょう症の予防について詳しくお伝えします。

 

4、女性の天敵・骨粗しょう症の予防に向けて

さて、コラーゲンが建物でいうと鉄筋部分にあたることをお話ししましたが、鉄筋も古くなれば建物が老朽化するのと同じで、骨のコラーゲンも加齢とともに骨密度が低下します。
骨密度が低下すると骨粗しょう症になりやすく、家の中でちょっと転んだだけでもわずかな衝撃で骨折しやすくなったり、腰痛の原因になったりします。
これは深刻な問題ですよね。

特に女性の場合、閉経後は注意が必要です。

骨粗しょう症は加齢・閉経後に・・

 

骨 エストロゲン 骨粗しょう症

 

ことによって、起こりやすくなります。

パディナ・ジャパン「パディナ」パンフレットより
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そのため、骨を作るスピード上げるためには、カルシウムを定着させる力に加えてコラーゲンの産生力を高めることが大切です。
先に述べたように、コラーゲンは鉄筋ですから古くなったらすぐに新しい鉄筋に変えることが重要です。

それで、古い鉄筋を新しい鉄筋に変えて骨密度を上げるには具体的にどうすれば良いのでしょうか。
確かに、コラーゲンは私たち日本人が好む食品に多く含まれています。
例えば、ふかひれやとんこつスープです。しかし、これらはカロリーオーバーになりかねません。
そう考えると、日頃からバランスの良い食事を心がけるとともに、骨密度の低下原因の1つである活性酸素を抑えるビタミンB6・ビタミンB12・葉酸を適度に摂ることをオススメします。

これらが多く含まれる食品例
ビタミンB6 とうがらし・米ぬか・にんにくなど
ビタミンB12 しじみや牛レバーなど
葉酸 納豆 焼きのりなど

 

活性酸素 抑える 栄養素

 

ちなみに、骨密度を上げるためには食事のほかにサプリメントで補うこともできます。
誤解のないように申し上げますが、サプリメントは食事代わりにはなりません。
あくまで食事で足りない分を補うものです。
ただ、サプリメントの補給で骨粗しょう症のリスクを少なくすることができるなら、大切な選択肢の1つですよね。
年齢とともに骨の状態が気になるという方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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