骨密度検査で何が分かるかまとめました
骨密度という言葉をご存知でしょうか?
骨密度とは骨の密度を表しており、骨がどれくらいもろくなっているかどうかを調べます。
この値が少ないと本来固いはずの骨が、
まるでスポンジのようなスカスカの骨になってしまうのです。
少しの衝撃で骨折しやすくなってしまう状態になると、これは骨粗しょう症と診断されます。
骨粗しょう症とは
骨粗しょう症の怖いところは、くしゃみをした衝撃でも腰の骨が折れてしまったりするのです。
この骨粗しょう症は、若い人の骨の密度の平均を100%として、
70%以下になると骨粗しょう症の状態だと判断されます。
どんな症状になるの?
- 外見では全く分からず、自覚症状もない
→そのため、他の病気と異なり見つかりにくい病とされています。 - 骨密度は加齢とともに減少していく
→早目に対策をしなければ、気づかないうちに「骨粗しょう症」になる可能性が多い。
改善法
これを予防するためには、
① 定期的な適度な運動を行うことが重要
運動による刺激で骨量が増加するので、骨粗しょう症になるリスクを抑えることができます。
② 小魚や牛乳などのカルシウムはもちろんですが、それ以外の食事も欠かせません。
- カルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含むキノコ類と魚類
- 骨を作るのに重要なビタミンKを含む納豆や緑黄色野菜 等
これらの食材を積極的にバランス良く食事に取り入れましょう。
③ 定期的に検査を受ける
- レントゲン検査や血液検査
- 手を乗せるだけで済む簡単な検査 等
検査機関によっては、健康診断のオプション検査で選べますので、
職場や自治体に問い合わせしてみても良いでしょう。
特に女性は気を付けて!
女性は、50代以降から骨密度は急激に減少すると言われております。
これは、閉経によるホルモンバランスの変化が大きく関わっているためです。
50代以降の女性は、一度の検査だけでなく定期的に検査を受けましょう。
◆ 生まれつき持ったもの
まれに、生まれつき骨にカルシウムが付きにくい体質の人がいます。
そういったケースでは、思春期でも骨粗しょう症になってしまうリスクがあるので、
子供が骨折を繰り返す場合には、医療機関を受診し検査した方が良いでしょう。
~まとめ~
近年では、ダイエットや食事の欧米化により、若い女性の骨密度は減少しています。
年齢が若いからと言って安心せずに、運動と食事に気を付けて骨粗しょう症のリスクを
減少させるよう心がけましょう。