骨とコラーゲンの関係について

骨とコラーゲンの関係について

1.コラーゲンの正体とは

あなたはコラーゲンと聞いて、何を連想しますでしょうか。

「お肌にハリがでる」
「肌がプルプルになる」
「しわ・たるみが軽減される」

などどちらかと言うとお肌やアンチエイジングにフォーカスされて話題にされていることが多いという印象ではないでしょうか。

私たちの体は、筋肉や骨、皮膚、内臓、血液などから作られています。
これら全ての材料が約200,000種類のタンパク質です。コラーゲンはタンパク質の1つで、体の全タンパク質の実に約30%がコラーゲンとなっています。

2.「コラーゲン=お肌」と言われている理由

コラーゲンはタンパク質の中で最も弾力性があると言われ、人間の体のあらゆるところに含まれています。

中でも1番多いのは皮膚で、表皮の下にある真皮と呼ばれる部分には実に約70%がコラーゲンでできているのです。
真皮にある細胞どうしを弾力のあるコラーゲンがつなぎとめています。

真皮は皮膚の表面においてバネのような役割を果たすため、コラーゲンが多いと弾力のある肌になり、コラーゲンが少ないと弾力の弱い肌になってしまいます。
したがって、真皮がイキイキしているとお肌がつやつやになり、元気がないとたるみやくすみとなってお肌に現れてくるのです。
コラーゲンが豊富にあると、お肌がつやつやになると言われているのはこのことによるものです。

3.実は、骨にもあった?骨をつなぐコラーゲン

ですがこのコラーゲン、皮膚だけに含まれているのではありません。
実は骨にもコラーゲンが含まれていることをご存知でしたでしょうか。

骨と言えばカルシウム、そんな連想もされると思います。
ですが実は軟骨の約50%、骨の重量の約20%がコラーゲンで占めていると言うことをご存知でしたでしょうか。

コラーゲンは接着剤のように、
細胞と細胞とを結びつけて、かつクッションのように弾力を持つ役割を持っています。
お肌の細胞と細胞の間をコラーゲンがくっつけるように、
骨にも実は細胞(骨細胞)という小さな細胞がありその周りをコラーゲンがつないでいるのです。
コラーゲンは骨と骨をつなげてバネのような役割をしていることになり、
骨に弾力を与えて折れにくくするのです。

骨を構成する成分の仕組み

4.コラーゲンが少ないと・・・

このようにコラーゲンは、美しい肌はもちろんのこと、
丈夫で柔軟な骨、軟骨、血管のために欠かせない成分なのです。
コラーゲンは私たちの体内にもともとあるもので、まさに体を作るための1番重要な成分と言っても良いでしょう。

しかしこのコラーゲン、加齢とともに減少していくという事はご存知でしょうか。
生まれたての赤ちゃんのコラーゲンを100%とすると、
20歳で約80%に、40歳で約50%に、60歳になるとなんと約25%まで減少すると言われているのです。

細胞は常に常に新しく生まれ変わることを繰り返す新陳代謝を行っていますが、
年齢とともに細胞の再生する力や速度がだんだん遅くなっていきます。
それに合わせるかのように、コラーゲンも本来持っている力も発揮できなくなり衰えてしまいます。
細胞を支えるコラーゲンが衰えると細胞を支える力が崩れてしまいます。

年齢別コラーゲンの推移

それにより肌のシワやたるみの発生だけではなく、骨と骨を支える力や軟骨を支える力も衰えるので、
膝痛や関節痛、骨粗しょう症になりやすくなります。
特に骨粗しょう症の状態になると、転倒するなどのことにより、
生活において致命傷になりかねない骨折の原因にもなりやすくなるのです。

 

5.コラーゲン不足を解消するために

このようにコラーゲンはお肌だけではなく、あなたの骨を支える重要な役割を持っています。
ではコラーゲン不足を解消するにはどのようにしたらよいのでしょうか。

ポイントは2つあります。
毎日の食事と生活習慣です。
これら2つについて、具体的に今日から実行すること、やめることをまとめてみました。

食事と生活習慣の関わり

いかがでしたでしょうか?
1日だけ、数日だけ実践しても変わることは実感しにくいですが
数ヶ月〜1年、5年後、10年後には大きな差になっていくもの。
正しく、毎日の食事や生活習慣を積み重ねていくことが大事です。

全て今日から実践できる簡単なものばかりです。
ぜひ実践していきましょう。

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