1日の目安は? 低炭水化物を取り入れる際の摂取量と注意点

1日の目安は? 低炭水化物を取り入れる際の摂取量と注意点

炭水化物抜きダイエットは危険という情報もあり、
炭水化物を抜くのではなく制限する「低炭水化物ダイエット」に取り組む方も増えてきました。

「少しでも炭水化物を摂っていれば健康上は問題ない」と思う方もいるかもしれません。

しかし、低炭水化物ダイエット中は、1日に必要なエネルギーを大幅に下回っている可能性が高いために油断は禁物です。

エネルギーがあまりにも不足すると、結局は炭水化物を抜くリスクとほとんど同じになってしまいかねません。
1日を無理なく過ごすのに最低限必要な炭水化物の量はある程度決まっているからです。

今回は低炭水化物ダイエットにフォーカスして、摂取量と注意点などをお伝えします。

 

①低炭水化物ダイエットに適した摂取量

低炭水化物ダイエットは、炭水化物(糖質)の1日の摂取量を30~50g程度にするのが適していると言われています。

1gの炭水化物から4kcalのエネルギーが作られますので、炭水化物をカロリーでいえば120~200kcalくらいにおさえるとよいでしょう。
ちなみに200kcalはご飯1杯程度です。

3食合わせて200kcalの炭水化物となると、色いろと工夫が必要になりそうです。

 

②炭水化物を「適切に減らす」と「減らしすぎる」の違い

炭水化物を「適切に減らす」と「減らしすぎる」の意味は大きく異なってきます。
1日に最低限必要なエネルギー(炭水化物)は確保したいものです。

ここで、炭水化物を「適切に減らした時のメリット」と「減らしすぎた時のデメリット」をご紹介します。

炭水化物を適切に減らした時のメリット

・体内の脂肪がエネルギーとして消費されやすくなる
・体内の血糖値の急上昇を防ぐことができる

炭水化物を減らしすぎた時のデメリット

・糖分不足で脳の活動が低下し、集中力が続かなくなる
・肝臓に蓄えられた糖質が消費され、肝臓が機能低下
・身体中のたんぱく質が消費され、見た目の老化が起こり、疲労も溜まる
・血液が酸性に傾き「ケトアシドーシス」という昏睡状態を引き起こす危険性が高まる

 

③食物繊維とたんぱく質は摂りましょう

食物繊維は炭水化物に含まれている成分ですが、ダイエットを始めると不足してきます。
お腹の調子を整えて、食事の満腹感を高めるのが食物繊維の主な働きです。

ご飯は不溶性食物繊維の量が多いため、
低炭水化物ダイエットでご飯を避けるのであれば、その代用となる食物繊維を摂る必要があります。

食事の始めに食物繊維の多い海草や野菜を食べると、血糖値の急上昇を防ぐことができるでしょう。
結果として炭水化物を少なめに摂っても、満腹感を得やすくなります。

低炭水化物ダイエット中は、たんぱく質の摂取も大切です。
たんぱく質は筋肉や血液、髪の毛や肌など、身体の至る所を作るために必要になってきます。

肉類はカロリーが高いものも多いため、
魚類や大豆製品などを中心に摂ってみてはいかがでしょうか?

 

【まとめ】

低炭水化物ダイエットに向いた炭水化物の摂取量は「1日当たり 30~50g(120~200kcal)」になります。

また、低炭水化物ダイエット中の注意点は
・食物繊維とたんぱく質をしっかり摂る
・炭水化物を減らしすぎるデメリットを理解する
ことの2点です。

さらに、もしも低炭水化物ダイエット中に体調を崩したら、勇気をもって一旦やめることも大切です。

上記を参考に、効率は良くてもやりすぎず健康的なダイエットに挑戦していただければ幸いです。

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