骨粗鬆症の検査をすべき症状ベスト3
昨今、閉経後の女性が多くかかると言われているのが、骨粗鬆症と呼ばれる病気です。
これは、骨に含まれるカルシウムが減り、骨がとてももろくなる病気です。
そもそも私たち人間の骨というのは、18歳がピークになります。
その後は年齢を重ねるごとに、徐々に減っていきます。
しかも閉経を迎えた女性の場合は、ホルモンバランスが崩れ、骨量が一気に減ってしまうのです。
その結果、骨の構造が弱くなって骨粗鬆症にかかりやすくなってしまいます。
骨粗鬆症は初期には目立った症状があまりありません。
しかし、進行していくと転倒やくしゃみなどの衝撃で骨折することがあります。
また、背中や太ももの付け根など、骨折する部分によっては、
寝たきりになってしまうこともあります。
重症になる前に、身体に異変を感じたらすぐに骨粗鬆症の 検査に行く事が大切です。
ここからは、骨粗鬆症を疑って検査に行った方がいい症状を紹介していきます。
①腰痛
まず、1番気をつけるべき症状は腰痛です。
骨粗鬆症になると、座ったり立ったりする時・歩いている時・寝返りを打つ時
などに腰痛を感じることがあります。
腰痛が起こる理由は、背中や腰の脊椎という骨の一部がスカスカになってしまうからです。
すると、骨が脆くなっている分、ちょっと転んだり、負担がかかるだけで背骨が徐々に潰れてしまいます。
このように骨が潰れていく状態のことを圧迫骨折と言います。
一度、圧迫骨折を起こすと、次から次へと色々な部分に
圧迫骨折を起こす可能性が出てきてしまいます。
ただの腰痛と決めつけない様にしましょう。
②身長の低下
その次に骨粗鬆症でよく見られる症状が、身長が急に低くなることです。
その理由は、背中や腰の骨が弱くなり、潰れてしまうからです。
自分では気づかなくても、周りから「最近、背が縮んできたね」と言われることが多くなります。
そうした場合、骨粗鬆症になっている可能性があります。
思い当たる方は直ぐに検査を受けましょう。
③少しの衝撃での骨折
そして、最後に骨粗鬆症で良く起こる症状が、簡単に骨が折れてしまう事です。
そもそも人間の骨は、頑丈で健康的な状態になる様コントロールされています。
古い骨を壊し、新しい骨に常に作り変えられています。
ただ老化が原因で骨を作るためのホルモンが不足してしまう事があります。
すると、新しい頑丈な骨が作られなくなってしまい、骨量が減少してしまいます。
その結果、ちょっと転んだだけで手首や足などを骨折したりします。
また、くしゃみなどの少しの衝撃で骨折する事もあります。
「こんなことで骨折?」と思う事があったら、検査をオススメします。
これらの症状が現れたら、骨粗鬆症を疑ってみて下さい。早期発見が大事です。