健康が優先! 炭水化物抜きダイエットの効果と3つの注意点
炭水化物抜きダイエットは、短期間で体重を大きく落とすことが出来るため効果はとても高いと言われます。
ただし炭水化物は三大栄養素の一つであり、本来は人間に必要なものです。
抜いてしまうと何らかのデメリットが起こると思ってよいでしょう。
今回の記事では炭水化物抜きダイエットの効果と注意点について取り上げます。
《炭水化物抜きダイエットの効果》
①短期間で体重を落とすことが出来る
1日の摂取カロリーの6割を占めるのが炭水化物になります。
それを抜くことで摂取カロリーが大幅に低くなり、短期間で数キロ減らすことが可能です。
②脂肪が溜まりにくくなる
炭水化物で摂りすぎた分は脂肪として身体に蓄えられますので、炭水化物を抜くことで、脂肪が溜まる可能性が低くなります。
③脂肪が燃焼されやすくなる
本来は炭水化物が私たちの生活のエネルギーとして使われます。
炭水化物抜きダイエットを始めると、どうしてもエネルギーが足りなくなります。
すると身体についている脂肪を、エネルギーとして使い始めます。
《炭水化物抜きダイエットの注意点》
①日中の活力が不足する
脳を動かすためにブドウ糖が必要ですが、これは炭水化物を分解して作られます。
その炭水化物を抜きにするとブドウ糖が不足して、脳が低血糖の状態になります。
何をやってもやる気が出ない、疲れやすい、身体が冷える、集中力の欠如などが起こります。
イライラすることもあり、それが暴飲暴食を引き起こす可能性もあります。
②便秘と見た目の老化が起こりやすい
炭水化物には糖質と食物繊維が含まれ、糖質を抜くと食物繊維も抜くことになります。
特にご飯に含まれる食物繊維の量はかなり多いため、野菜や果物などを多めに摂っても、不足する可能性が高まります。
食物繊維が不足することで、便秘が起きやすくなります。
身体中の老廃物の排出が鈍ることで、ニキビや肌荒れも引き起こします。
脂肪だけでなくタンパク質もエネルギーとして使われる恐れがあります。
すると髪の毛や肌のつやが無くなり、血液が減り貧血気味にもなります。
③暴飲暴食に弱くリバウンドの可能性が高まる
前述で「イライラすることで暴飲暴食する可能性がある」とお伝えした通り、低血糖状態で脳の回転が悪くなると、理性や感情の制御が利かなくなることで、必要以上に食べ過ぎてしまうこともあります。
炭水化物抜きダイエットを続けていると、筋肉が落ちてくる可能性があります。
筋肉が落ちると基礎代謝も低下して、少しの食事でも太りやすくなります。
【まとめ】
炭水化物抜きダイエットの効果は高いですが、その代償として健康を害する可能性があります。
できれば炭水化物を抜くのは、夕食と夜食とおやつくらいにした方が無難です。
健康を優先した方が、結局は体重も減りリバウンドしにくい身体を手に入れられる可能性が高まります。