骨密度の正常値はどれくらい?
骨の強さを判定するための方法として、骨密度検査があります。
正常値は80%以上で、70%未満は骨粗しょう症の可能性があるので治療について考えなければなりません。
人は骨密度は年齢とともに減っていく傾向があり、骨粗しょう症になる可能性があるので他人事ではないでしょう。
そこで、骨密度について、正しい知識と正常値を保つための秘訣を探ってみたいと思います。
なぜ減るの?
骨の中のカルシウムを支えているのは、骨タンパク質です。
骨タンパク質はネット状の受け皿のようなものになっており、
それが減ってしまうとカルシウムが骨に留まることができず、骨密度が低下してしまいます。
また カルシウムだけ摂ってしまうと、骨に定着することがなく内臓の石灰化が促進するだけなのです。
そのためカルシウム量が少ない場合は、骨タンパク質を摂ることでカルシウムを骨に定着させることができます。
では骨粗しょう症にならないように、骨密度の正常値を保っていく方法をご紹介します。
骨密度の正常値を保つために
主にこの3点が重要ポイントとなります。
- 1型コラーゲンを摂ること
- 適度な運動をすること
- 毎日太陽光を浴びて、スローフードでカルシウムを摂る
①1型コラーゲンとは?
まず骨タンパク質を摂ることが大事です。
骨タンパク質は、繊維状のタンパク質の1型コラーゲンのことをいいます。
コラーゲンには種類ありますが、
1型コラーゲンは体の中に多く存在しているコラーゲンであり、重要なタンパク質です。
骨密度を正常値に保つためには、この1型コラーゲンが重要!
1型コラーゲンを摂取するには、食事とサプリメントを活用することがベストです。
②適度な運動
栄養を摂るだけではなく、適度な運動をすることも大切なことです。
骨に負荷が掛かると、負荷をかけた部分に栄養が集まると言われます。
運動した直後は吸収率も良くなる傾向にあるため、運動後に栄養を摂ることで骨強化につながるでしょう。
また、カルシウムの吸収を高めるには、ビタミンDも必要です。
◆ビタミンDとは
太陽の光を浴びることで体の中で合成されるビタミンです。
またカルシウムはサプリメントを補助的に活用することは良いことですが、
サプリメントでカルシウムを摂ると石灰化しやすいというデメリットもあります。
③スローフードでカルシウムを摂る
ゆっくり消化吸収されるスローフードで、カルシウムを摂ることも必要です。
カルシウムが多い食材として、
- 丸ごと食べることができる煮干しや干しえび
- 乾燥わかめ、ひじきなどの魚介類
- 大根菜や小松菜などの菜っ葉
- チーズやヨーグルト 等
カルシウムを摂る際に牛乳をよく飲みます。
しかしカルシウムの吸収が良すぎて、反動でカルシウムを放出する場合があります。
あまり摂り過ぎないようにし、料理に取り入れて食することがスローフードになります。
皆さんも日常生活に気を付けながら、骨密度を高めていきましょう!