骨密度数値の適正値まとめ
最近は高齢化が進んでいますが、
実際、介助なしに健康的に過ごしている方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか?
私の知る限り、そんなに多いとは言えません。
やはり病気や怪我もなく、足腰も元気な状態で長生きをしたいのが理想ですよね。
たとえどんなに長生きしても、自分一人の力で生活できなくては楽しくないと思います。
そこで今注目したいのが、骨密度です。
骨量は20代~30代でピークとなり、その後は加齢とともに減少していきます。
特に女性の方は、男性の8倍以上も骨粗鬆症になりやすいので十分注意が必要です。
検査方法
まず骨密度の検査は、整形外科や内科、婦人科でも受けられますが、
年に一度の人間ドックや定期検診で受診される方は、
オプション検査で調べてもらうこともできます。
手足やかかとをX線を使って行う検査と超音波を使う簡易な検査になります。
女性は、女性ホルモンの分泌量が減り始める50歳頃が気を付けたい時期。
それまでにしっかり骨粗しょう症対策をすれば、骨量の減少を抑えることができますので、
早めに検査を受けることをお勧めします。
男女の骨密度について
骨密度の数値としては、最上値を1.0としたときに0.5以下だと骨の量が少ない数値とされています。
どの年代に対しても、その数値は変わりませんが、男性と女性とでは少し数値が変わってきます。
- 男性…0.6から0.5ぐらいまでが骨量のやや低い値で要指導。
→0.5以下は骨量がかなり低いので要精密検査と判定されます。 - 女性…0.5から0.45ぐらいまでが骨量がやや低い値で要指導。
→0.45以下はかなり低い骨量となり要精密検査と判定されます。
この骨密度検査をすることにより、ご自身の数値を把握し、骨粗しょう症を予防する事が大切です。
低い数値が出た場合、今後どのようにしたら骨密度の減少を抑える事ができるのでしょうか。
その予防策として、次のようにまとめました。
予防策
①カルシウムを摂取する
一番簡単に摂取できるものといえば、やはり牛乳です。毎朝飲むだけでも違いは出てきます。
その他、多く含まれる食品として、
- チーズやヨーグルトの乳製品
- 豆腐や納豆などの豆製品
- 緑黄色野菜 など
案外、毎日当たり前に口にする食材ばかりです。
毎日きちんとバランスの良い食事を摂っていれば、そんなに恐れる事でもありません。
②「運動」が骨密度を高める
適度な運動も骨を作る骨細胞が活性化されて、カルシウムの吸収率を上げてくれます。
無理なくできるウォーキングやラジオ体操でも十分に効果があるので、
出来るところから始めてみて下さい。
まとめ
こんなに簡単な事でも、予防策がたてられます。
現在、健在な方も、油断なく日々の予防を考えてみては如何でしょうか?
きっと、楽しい充実した生活を過ごせるはずです。