老後も元気! プロテイン・たんぱく質の効率の良い摂り方
たんぱく質は大きく分けて、植物性たんぱく質と動物性たんぱく質に分かれます。
さらに5大たんぱく質と呼ばれる分け方もあります。
5大たんぱく質とは、大豆たんぱく・小麦たんぱく・卵白・ホエイ・カゼインです。
プロテインとたんぱく質は同じ意味になりますが、使い分けがされています。
では、どのようなつかいわけがされているのでしょうか?
今回はたんぱく質とプロテインが何なのかについてご紹介していきます。
①植物性たんぱく質とは
植物性の食品に含まれる、たんぱく質の事を植物性たんぱく質と言います。
5大たんぱく質の中では「大豆たんぱく」と「小麦たんぱく」を指します。
文字通り、大豆と小麦に含まれるたんぱく質を意味します。
大豆たんぱくにはイソフラボンとアミノ酸が豊富で、
小麦たんぱくにはグルタミンとでんぷんが豊富に含まれています。
これらには油脂をほとんど含まないため、ダイエットの食事の際には理想的なたんぱく質になります。
ただし植物性たんぱく質では、欠けている必須アミノ酸があるので、動物性たんぱく質も摂取する必要があります。
②動物性たんぱく質とは
肉や魚、卵など動物性の食品に含まれるたんぱく質の事を、動物性たんぱく質と言います。
5大たんぱく質の中では「卵白」「ホエイ」「カゼイン」の3つを指します。
卵白とは卵を割った時に出てくる、黄身の周りの透明な液体です。
ホエイとカゼインはどちらも牛乳から作られます。
ホエイ・・・牛乳から乳脂肪分と固形たんぱく質を除いて作る
カゼイン・・・ホエイのために取り除かれた固形たんぱく質から作る
動物性たんぱく質には9種類の必須アミノ酸がすべて含まれています。
必須アミノ酸と非必須アミノ酸は、体内でたんぱく質を合成するために必要です。
これにより、筋肉や血液などが作られるわけですね。
③プロテインとは
プロテインのたんぱく質として、先ほど取り上げた「ホエイ」と「カゼイン」、そして大豆たんぱくから作られた「ソイ」の3つがあります。
いずれもたんぱく質の部分を粉末にしたものになります。
いつでも手軽に高品質なたんぱく質を摂ることができることが、プロテインの優れたところになります。
価格で比べると、ソイプロテインに安価な商品が多いようです。
ソイプロテイン < ホエイプロテイン < カゼインプロテイン
運動の直後はもちろん、忙しくて十分な食事が摂れなかったときに備えて、プロテインでたんぱく質を常備しておくことがオススメです。
ただし、勘違いする方が多いかもしれませんが、プロテインは筋肉を強化する薬のようなものではありません。
肉や魚、卵を食べるのと同じ感覚になります。
運動しないで摂りすぎると、体内で脂肪に変わって太る恐れがあります。
【まとめ】
元気な老後を送るためにも、良質なたんぱく質を摂ることが欠かせません。
低脂肪・低カロリーな「植物性たんぱく質」
必須アミノ酸がすべて揃う「動物性たんぱく質」
手軽に良質なたんぱく質を補給できる「プロテイン」
普段の食生活を見直して、プロテインのたんぱく質も活用して、日常的にたんぱく質を摂っていきましょう。