関節痛は性別、年齢に関係する?!

関節痛は性別、年齢に関係する?!

関節は手指の小関節から、股関節などの大関節まで体中に分布しています。
骨と骨の連結部分を関節と言い、体を自由に動かす為に、重要な機能を果たしています。
関節痛と聞くと中高年以降の方の悩みと思いがちですが、若年層にも注意が必要です。
どの年齢にあっても、それぞれの生じやすい症状や原因があります。
関節の痛みと年齢の関係について分析してみましょう。

加齢による痛み

まず加齢による痛みとして、よく耳にするのが変形性膝関節症です。
これは長年の筋力酷使と骨密度の低下によって引き起こされます。
中高年以降の女性に多いのが特徴です。
男性に比べ女性は、筋力が弱く、膝が負担に耐えられなくなることが原因と言われています。
関節を動かした時に痛みが出やすくなります。

若年層の場合

若年層は、趣味などで身体を動かす機会が最も多い年代と言えます。
スポーツによる負傷、たとえば半骨板損傷や靱帯損傷による痛みなどがあります。
回復力も活発なので多くの場合は快方に向かいますが、
適切なケアを行わないと、慢性化する可能性もあります。

また近年では、若年層の筋力低下・姿勢不良などで関節痛になる人も増えてきています。
運動に活発的な層は特に問題がないのですが、消極的な層は気をつけなければなりません。

更に新しい傾向としては、手指の関節の痛みに悩む若者が増加傾向にあると言うことです。
これはスマートフォンなどの端末の普及と、使用時間の長期化が原因と考えられています。
思い当たる方は、使用時間の見直しをオススメします。スマホとタブレットとキーボード

関節リウマチとは?

これは全身の関節に炎症が起こり、変形を引き起こす病気です。
30-50代の女性に多いのが特徴です。男性に比べ5~6倍の発症率となっています。
主な症状は【関節の腫れ】です。特に手首や手足の指の関節に多く見られます。
腫れを伴うので、ジッとしていても痛むのが特徴です。

その他は、発熱・全身倦怠感・体重減少・食欲不振などもあります。
進行してしまうと日常生活に支障が出てしまい、重症化すると、寝たきりになることもあります。
原因は残念ながら不明というのが現状です。
また、最近の報告では喫煙が、発症や症状の悪化に関係している事が明らかになりました。世代家族の手つなぎ

このように関節痛と言っても様々です。年代ごとに特有の症状や痛みを引き起こす原因があります。
また、女性に多い理由としては、女性ホルモンが関係していると言われています。
女性は妊娠や出産、閉経等、ホルモンバランスをその都度調整しています。
その為、男性より発症率が高くなってしまうのです。

老若男女、誰もがなり得る可能性があるので、
発症する原因やケアの方法も知っておきたいところですね。

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