関節の痛みを予防できる2つの有効成分
関節痛の原因は様々ですが「ある成分が体内に不足している」ことも1つの原因です。
逆に、ある成分が体内に充分あれば、関節の痛みを予防することができるかもしれません。
そこで今回は、関節に良い「ある成分」を3種類ご紹介していきます。
①鉄分
鉄分の不足が関節に悪い影響を与えると言われています。
例えば鉄分が不足すると
1・筋肉の酸素不足を引き起こし
2・筋肉の酸素不足が筋力の低下や疲労感につながり
3.最終的には腰痛や関節痛が起こってくる
というような悪影響もあるようです。
また、軟骨の栄養となるコラーゲンの生成にも鉄分が関係しているといわれますので、
鉄分不足からコラーゲン不足をひきおこしかねません。
このようなことから逆に、鉄分を摂取することは関節の痛みの予防に役立ちます。
②オメガ3脂肪酸
必須脂肪酸と言われるオメガ3脂肪酸が、関節の痛みのコントロールを期待できます。
ここで勘違いしやすい、オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸・オメガ9脂肪酸の違いをまとめました。
・オメガ3・・・DHA/EPAとαリノレン酸を多く含む:魚油、シソ油、アマニ油など
・オメガ6・・・リノール酸を多く含む:コーン油、大豆油、ベニバナ油など
・オメガ9・・・オレイン酸を多く含む:オリーブオイル、キャノーラ油など
オメガ3とオメガ6は必須脂肪酸です。
ただしオメガ6の人体への必要量はわずかで、油っこい食品はオメガ6を大量に含んでいるため現代の食生活で不足することはないでしょう。
逆にオメガ6を取り過ぎる事で、関節に悪い影響を与える可能性が指摘されています。
オメガ3脂肪酸は軟骨の働きを助けて、痛みに良い作用があるようです。
摂りやすい方法は青魚類を食べる事ですが、αリノレン酸のサプリメントも販売されています。
関節の痛みを予防するために、オメガ3脂肪酸は有効といえるでしょう。
青魚を毎日食べるのが難しい場合は、サプリメントも検討してみてはいかがでしょうか?
※オメガ9脂肪酸について
体内で作り出すことが出来るため、必須脂肪酸とは言われず必要量も多くないです。
血液中の悪玉コレステロールを少なくする効果が期待されています。
【まとめ】
いかがでしたか?
鉄分不足で関節が痛みやすいことは、ご存じなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ご紹介した成分をご参考に、ぜひ関節の痛みを普段から予防することを意識してみてください。