骨粗鬆症になりやすい人
骨粗鬆症は、転倒したりすると骨折することもあり、特に年を取ってからは警戒するべきものです。
しかし、誰もがなってしまうかというとそうではありません。
なりやすい人となりにくい人がいるのです。 両者の違いはどこにあるのか、その傾向について詳しくみてみましょう。
自分がどちらに当てはまるのかをチェックする事ができます。
もしも、自分がなりやすい人に当てはまるようであれば、生活を見直すことを始めてみては如何でしょうか?
骨にとって大切な食事とは
骨をつくるのに大切な要素の一つとして、食事があげられます。
骨粗鬆症になりやすい人は外食が中心となり、自分が好きなものばかり食べ、副菜がすくなく栄養バランスが悪くなりがちです。その為、骨を作るカルシウムを十分に摂ることが難しくなります。更に、夜にはお酒が欠かせないという人は、肝臓に負担をかけてしまい、骨を作るために必要なビタミンDをつくりにくくなってしまいます。
骨粗鬆症になりにくい人とは、栄養バランスを考えて食事を摂る人です。
骨を作るために必要なカルシウムが足りないと思えば、小魚や小松菜などカルシウムが豊富に取れる食材を取り入れたりできます。もちろん、それ以外に必要なたんぱく質やビタミンKといった栄養も合わせて摂取することで、健康な体を維持しつつ骨を強化することも出来ます。
ビタミンDについて
次に、なりやすい人となりにくい人の差は、日光を浴びるかどうかの点にあります。
日光を浴びる事により体内で作られるビタミンDは消化器官からカルシウムを吸収するのに大活躍。
つまり、血液中のカルシウムを骨に送るときにもビタミンDが必要不可欠になってくるのです。
日光浴の大切さ
ビタミンDはもちろん食べ物で摂取もできますが、体内でもつくられます。そのために必要なのが日光浴です。
紫外線は肌に良くないと思われていますが、適度な量を浴びることで、体内でビタミンDが作られていきます。
骨粗鬆症になりにくい人は、外に出て紫外線を浴び、ビタミンDの生成をしているから丈夫な骨をつくることができるのです。逆に日中は家から出ることが出来ない、高齢者や、寝たきり状態の方が骨粗鬆症になりやすいのはこのためです。
ビタミンDをつくるためには、夏と冬では陽の強さが異なりますが、1日に30分程度は日光を浴びる必要があるとされています。陽を浴びているつもりでも、十分な量を浴びていない可能性があるので、日々の生活でどのくらいの日光を浴びているのかを確認しておくほうが良いでしょう。
喫煙によるカルシウムの流出
そして、骨粗鬆症になりやすい人となりにくい人で、違いが出やすいものとして、喫煙をしているかという点もあります。
タバコに含まれるニコチンは血流を悪くして消化器官の働きを弱め、カルシウムの吸収を邪魔するのです。また、骨から血液へ流出するカルシウムを防ぐエストロゲン。
そのエストロゲンというホルモンの働きも弱めるといわれています。
骨粗鬆症にならない人、なってしまう人のまとめ
- 食事は栄養バランスを考えて摂れてますか?(カルシウム、たんぱく質)。
- 1日一回はなるべく外にでて、日光を浴びてますか?(ビタミンD)
- 喫煙はしてますか?(カルシウムの流出)
明日からでも変えれることが多くあるので、日々の生活を見直してみては如何でしょうか?