加齢に伴う膝の痛みというものはよく耳にするものですが、ご高齢の方に限らず、膝の痛みに悩みを抱えている方は多いことでしょう。

• 単純な筋肉痛
• スポーツマンの過剰なトレーニングによるもの
• 成長期であれば成長痛など

先に挙げた筋肉痛程度であれば、「ああ、そういえば昨日……」と、自分でも予想がつき、
実際に数日で痛みが気にならなくなります。

加齢による膝の痛み

では何故、加齢により膝の痛みが発生してしまうのでしょうか？
筋肉量や骨量は加齢とともに減少していきます。骨密度が減少し、骨が弱くなると膝関節への負担が増大していくからです。
この様な加齢による痛みの場合は、膝に負荷がかからないようにしながら腿やふくらはぎのトレーニングを行い、
膝周囲の筋肉を鍛える事が対策の一つです。

その他による膝の痛み

O脚や偏平足、普段からの姿勢など、自分の骨や肉の付き方が原因のものもあります。
この場合は自分自身では気づきにくいものです。整形外科などの受診をお勧めいたします。
また、長時間の立ち仕事など、肉体の疲労からくる痛みでは、靴を変えてみたり、
インソールを工夫してみたりする事なども効果がありそうです。

栄養面の大切さ

膝などの関節の痛みは、栄養面も大きくかかわってきます。
骨を丈夫にする栄養素といえばカルシウムがパッと頭に思い浮かびます。
でも実は、カルシウムの吸収率は意外と低いのです。かといって、摂取を怠っていいものでもありません。
カルシウムと同時に、ビタミンD・Kやミネラルを多く含んだ食品を摂る事が大切です。
例えば、しいたけや納豆、卵黄、しょうがなどはビタミンD・K、そしてミネラルを多く含む食品です。
日常生活でも手に入りやすい食材ですね。
これらを一緒に摂取する事により、カルシウムの吸収を助け、栄養を活かすことができます。

膝を支えるための筋肉

そしてもう一つ大事なのが、膝を支える筋肉を作る栄養素のたんぱく質です。
筋力トレーニングを行うのと同時に摂取すれば、効率よく筋力の向上が期待できます。
肉類や魚介類に加え、豆類にも多く含まれています。
以上を踏まえて、膝周囲の筋力アップのために多く食べるべき食材を簡単にまとめます。

• ビタミン類が豊富な緑黄色野菜
• カルシウムとたんぱく質が取れる乳製品、魚介類、豆類
• たんぱく質を多く摂取するには肉類
• ビタミンやたんぱく質だけでなく、ほかの栄養素も豊富な卵黄

しかし、日々の忙しい生活や現代の食生活でこれらすべてを摂取しようとするのは大変な事です。
不足しがちな栄養素に関しては、サプリメントに頼るのも良いかもしれません。もちろん、バランスを考えた摂取が大切です。

膝の痛みとは　まとめ

健康な身体でいる為にはまず、バランスのとれた食生活・適度な運動が大切です。
膝の痛みに悩みを抱えている方は是非、１つでも取り入れてみてはいかがでしょうか。
無理をせず、出来る事からコツコツと。骨、骨、丈夫な骨を！強い筋肉を！目指していきましょう。