プロテインで筋力アップと美肌効果?
脂質や炭水化物とともに三大栄養素の一つとされているたんぱく質。
たんぱく質は多くのアミノ酸が鎖状に結合した状態で形成されている栄養素であり、
生体の維持に欠かせないものになっています。
体内で合成されるアミノ酸がある一方、食べ物から摂取しなければならないものは、
必須アミノ酸と呼ばれています。
ただ、日々の生活の中でなかなか摂れない部分に関しては、プロテインの摂取もお勧めです。
プロテインの重要な役目
プロテインは余分なカロリーを摂らずに、潤沢なたんぱく質を摂取することができます。
スポーツ選手にとっては、柔軟性や持久力を高めるためにも欠かせないプロテイン。
また、足腰の健康を維持するための役割も担っていることから、ご高齢の方にも試して頂きたいです。
◇熱産生の能力が発達
人間は体内に吸収された栄養素を分解し、その一部が体熱となって消費させる能力があります。
また、筋肉量が増えると基礎代謝(熱産生の能力)が徐々に上昇するので、
ダイエットのため太りにくい体を目指す方や冷え性が気になる方なども愛飲しています。
◇肌へのエイジング効果
プロテインと聞くと、筋肉を鍛えている人や男性が摂るイメージですよね。
でも、プロテインの主原料はたんぱく質。
たんぱく質は体を作る筋肉だけではなく、肌や髪、爪などを構成する大切な栄養素なんです。
コラーゲンの原料もたんぱく質であるため、不足すると肌や髪もダメージを受けてしまいます。
しかし、適切な量のたんぱく質を摂取すれば、皮膚の健康状態も安定し、美肌の期待がもてるかも。
年齢を重ねても続けてほしいことは、プロテインを摂ること。
特に夜飲めば吸収されやすく、
肌は夜寝ている間に作られてますので、翌朝、鏡の前に立つのが楽しみに。
また鶏肉やマグロなどを食べて、たんぱく質の一種のコラーゲンを同時に摂取することもお勧めです。
◇アスリートの補強として
筋量が増えると、体内で免疫力が強化して病気に強い肉体が養われます。
さらに、ケガにも強い身体が作られることから、アスリートの選手寿命を長くするためにも役立っています。
またアスリート寿命に大きく関わるのは骨の丈夫さ。
骨を作るためにはカルシウムやマグネシウムが必須ですが、たんぱく質を摂取することも大切です!
こうした利点があるために、全ての年代の方にとって欠かせないものに。
たんぱく質の種類
摂取できる種類は、食べ物によって変わってきます。
穀物や大豆のような植物性たんぱく質や肉類のような動物性たんばく質があります。
その中で肉類には、BCAAの基礎になるロイシンやバリンが多く、吸収率も優れています。
(※BCAA:食べ物に含まれるたんぱく質や体内に存在する必須アミノ酸の中でも多くを占める)
魚類では鰹節のアミノ酸スコアが極めて優秀で、
牛肉の数倍のたんぱく質を含むことが知られています。
また、牛乳などの乳製品には、カゼイン・ホエイというたんぱく質が含まれていて、
チーズに加工すれば更に質がUPするそうです。
プロテインで摂取できるたんぱく質
- ホエイ:牛乳が原料で、筋肉量を増やすことに特化。
- カゼイン:牛乳が原料で、消化が遅いことから就寝前に飲むと持続的な休息を手助けしてくれる。
- ソイ:大豆が原料で、ダイエットや美容などに適している。
基本は食事からたんぱく質を摂ることですが、
外食などでたんぱく質の必要量が確保できないときがありますよね。
そういうときには、サプリメントで補うのも一つの方法かもしれません。