ミネラルと健康の深い関係

ミネラルと健康の深い関係

私たちが健康な身体を維持するためには、たんぱく質・脂質・炭水化物の三大栄養素が必要不可欠であることは、あなたもご存知だと思います。

ですが、、、
三大栄養素だけでは身体の機能を調節することが難しいと言えます。
人間は機械ではありませんから、エネルギーを補給すれば動くというものではありませんよね。
そのエネルギーを正しく活用したり、身体の各機能の働きを調節したりすることが必要です。

つまり、三大栄養素だけでは、いつまでも若々しく自然体でいることが困難なのです。

そこで、必要なのがビタミンとミネラルです。

ビタミンについては、これまでその歴史や働きについて詳しくお伝えしてきましたので、今回はミネラルにフォーカスしてお話ししていきたいと思います。

 

1、ミネラルとは一体何か?

よく栄養の話になるとミネラルという言葉が必ずと言っていいほど出てきますよね。
でも、ミネラルとはそもそも何なのか?
名前は知っているけど詳しくは知らないという方もいらっしゃると思います。

厚生労働省によると、地球上に存在する元素のうち、水素、炭素、窒素、酸素を除いたものと定義されていて、その数は16種類と言われています。
また、ミネラルは骨など身体の組織を構成したり、体調を整えたりする役割を担っています。

「うーん、元素と言われてもそんな難しいことはわからない」という方もいるでしょう。
確かに、学校の理科の授業で習う言葉ですが、実生活で何がミネラルなの?
というのが本音ではないでしょうか。

 

ミネラル 種類 説明

 

身近な例でいうと、ミネラルは、牛乳や魚に多く含まれるカルシウム、レバーや海藻に多く含まれる鉄、食塩やしょうゆに多く含まれるナトリウムなどがあります。

そして、このミネラルは人間の身体の中では生成することができないため、食べ物から吸収する必要があるのです。
そういう意味では、三大栄養素という言葉をよく使いますが、本質的にはビタミンとミネラルを加えた五大栄養素こそが必要不可欠と言えます。

 

2、ミネラルが持つ深イイ関係

それでは、ミネラルの働きについて詳しくお伝えしていきます。

ミネラルは、骨や歯をつくったり、感覚などの情報を伝える神経に関わったり、細胞の働きをスムーズにするなど、私たち人間の身体の臓器や組織を正常に動かすために必要な栄養素です。

とはいえ、実際にミネラルは身体の中でどのような動きをしているのでしょうか。
例えば、ミネラルの中でもカルシウムは骨や歯の原料となったり、筋肉を伸縮したりする役割がありますが、カルシウムだけを摂取しても身体に吸収されにくいことも事実です。

よく骨粗しょう症になった人が、毎日のように牛乳を飲んでいたのに…と嘆くことがありますが、これにはあることをしないといけなかったのです。

カルシウムは小腸で吸収されるのですが、このときにビタミンDを一緒に摂取しているとその吸収が効率的に行われるのです。
また、ビタミンDは血中を流れるカルシウムを骨へと吸収させるときも必要です。

 

このように、カルシウムとビタミンDは切っても切れない関係なのです。
ミネラルは身体の様々な部分と深イイ関係があると言えますね。

 

3、過剰摂取は危険?ミネラルと人体のビミョーな関係

では、このミネラルが不足すると私たちの身体はどうなってしまうのでしょうか。
これまでの解説でミネラルの必要性がわかるように、それが不足すると身体に変化が起こります。
主なミネラルが不足すると・・・

カルシウム 骨密度が低下し骨粗しょう症になる危険性があります。
鉄 貧血を起こすなど運動能力や免疫力が下がります。
マグネシウム 筋肉の緊張がなくなり刺激に対して過剰反応が出ます。
亜鉛 食欲が落ちて皮膚病につながる恐れがあります。

 

ミネラル 不足 弊害

 

・・・というように身体に悪影響が出てきます。

だからと言って、身体に良いからとミネラルを摂りすぎると、それもまた弊害があるのです。
ビタミンは過剰に摂っても排泄されてしまいますが、ミネラルは摂りすぎると、副作用が出る場合があります。

例えば、カルシウムの摂りすぎは尿路結石や心疾患の原因となります。
また、インフルエンザなどにかかっているとき、鉄分を摂りすぎるとかえってウィルスを増殖させてしまうかもしれません。
他にも、ナトリウムを摂りすぎすると高血圧となり、心筋梗塞や脳卒中の危険度が上がります。

 

ミネラル 過剰 弊害

 

こうして考えると、私たちの身体とミネラルはとてもビミョーな関係でもあるのです。

 

4、ミネラルと上手に付き合う食生活とは?

ここまで、ミネラルについて詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
もしかすると、あなたは「結局、どうすればミネラルを必要な分だけ摂取できるの?」と感じているかもしれません。

ですが、ミネラルは不足しても過剰に摂っても弊害のある栄養素です。
だとしたら、答えはたった1つです。
それは、毎日バランスの良い食生活を心がけることです。

当たり前かもしれませんが、この当たり前を実践していない人が多いからこそ、健康が乱れるのです。
いつまでも若々しい身体を保つためにも、ミネラルを正しく摂取しましょう。
ちなみに、ミネラルは食事で足りない分をサプリメントで補うことも可能ですから、
もし、あなたが忙しい生活を強いられているなら、サプリメントでミネラルを摂取することも1つの手段かもしれません。

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