膝痛が起こる3つの原因
膝痛の原因で一番多いのは変形性関節症で、予備群も含めると約2530万にいると言われています。
膝痛の一番大きい理由は加齢です。
しかし、それだけではありません。
膝痛を招きやすい生活スタイルと言うものがあります。何が膝痛を引き起こしてしまうのか?
今から3つご紹介致します。
体重増加
まずは体重による膝への負担です。
体重は、ただ立っているだけでも、片方の膝には体重の1.1倍もの負担がかかります。
更に階段を下りる時は、体重の3.5倍もの力が膝にかかります。
太っている人は、尚更です。
余分な負担が何年も何十年も膝にかかり続けていたのでは、
膝の軟骨がすり減っても無理はありません。
肥満にならないよう、食生活の改善をオススメします。
- 夜遅くの食事や間食が多い
- ファーストフードや外食が多い
- 炭水化物中心の食事
上記、心当たりはありませんか?
当てはまる方は膝の為にも体重と欲望のコントロールが必要でしょう。
日頃の食生活をチェックして、肥満にならないよう気を付けていきましょう。
栄養不足
次に気を付けていきたいのが、栄養不足です。
骨を強くするために、意識してカルシウムを摂りましょう。
しかし、栄養は他の栄養素と協力し合って働きます。
カルシウムだけを一生懸命摂ってもあまり効果がでにくいと言えます。
下記の栄養素を上手に組み合わせ、摂取していきましょう。
①ビタミンC
カルシウムは、ビタミンCと一緒に摂ると吸収が良くなります。
ビタミンCの多い野菜や果物も充分に摂ることが大切です。
②ビタミンD
カルシウムを骨まで運んでくれるのがビタミンDです。
イワシやキクラゲ、干しシイタケなどに沢山含まれています。
ビタミンDは、紫外線に当たることで体内でも作られます。適度な紫外線も必要なのです。
③マグネシウム
マグネシウムも骨と関係しています。カルシウムを骨の中にとどめる働きをしてくれます。
豆腐やナッツ類にたくさん含まれています。カルシウムとマグネシウムは言うなれば、
骨を作るエース級の選手たちです。
カルシウムとマグネシウムの割合を2対1にするのが理想的です。
④ビタミンK
さらにビタミンKも必要です。
骨の材料となるカルシウムをしっかりと摂り込み、カルシウムが流出するのを防いでくれます。
ビタミンKは、緑黄色野菜や納豆などにたくさん含まれています。
運動不足
最後に、運動不足です。骨を作り、丈夫にする為には運動して負荷を与えることも必要です。
運動は体重増加の改善にも重要ですが、膝のためにも重要です。
膝が痛いと運動不足になりがちです。
痛いからと言って、動かさずにいると筋力が低下してしまいます。
そうなるとますます膝痛の原因となってしまいます。
痛くても動かすことで筋力がアップし、膝への負担が軽減するのです。
そして、紫外線も必要です。過度に紫外線を避けるのはよくありません。
適度な外出・運動をし、適切量の紫外線を浴びる事も大切です。(ビタミンDの生成に活躍)
日々の生活での体重・栄養・運動を意識し、膝痛の改善を目指していきましょう!