骨密度の減少を予防する方法は?
骨密度と骨粗鬆症
骨密度という言葉をご存知でしょうか?骨密度とは名前の通り、骨の密度を表しています。
この値が低いと本来固いはずの骨が、まるでスポンジのようなスカスカの状態になってしまいます。
スカスカの骨になると、少しの衝撃でも骨折しやすくなってしまいます。
こういった症状を骨粗鬆症と言います。
骨粗鬆症では、なんともない衝撃でも腰の骨折をまねいてしまうこともあります。
骨粗鬆症とは、若年層の骨密度の平均を100%として、70%以下になると骨粗鬆症だと判断されます。
しかし、この骨粗鬆症かどうかは外見では全く分からず、自覚症状もそこまでないそうです。
そのため、他の病気と異なり見つかりにくい病とされています。
また、骨密度は年齢と共に減少していきます。
そのため、早期に対策をしておかないと、気付かないうちに骨粗鬆症になってしまう可能性があるのです。
予防するには?
骨密度を減らさないためには、定期的に適度な運動を行うことが重要です。
運動による刺激で骨量が増加し、骨粗鬆症になるリスクを抑えることができます。
また、骨に良い小魚や牛乳などでカルシウムを摂りましょう。
そして、カルシウムの吸収を助けるビタミンDも一緒に摂ると効果的です。
ビタミンDはキノコ類・魚類などに含まれています。
これらの食材をバランス良く食事に取り入れましょう。
検査を受ける
定期的に検査を受けることもお勧めします。
検査はレントゲン検査や血液検査、手を乗せるだけで済む、簡単な検査まで様々なものがあります。
検査機関によっては、健康診断のオプションとして出来ることもあります。
職場や自治体に問い合わせしてみても良いでしょう。
特に女性は
50代以降から骨密度は急激に減少します。
これは、閉経によるホルモンバランスの変化が大きく関わっているためです。
50代以降の女性は、1度の検査だけでなく定期的に検査を受けましょう。
また、まれに、生まれつき骨にカルシウムが付きにくい体質の人が居ます。
そういった方は、若年のうちに骨粗鬆症になってしまう事があります。
あたりまえですが、骨折を繰り返す場合には、医療機関を受診し検査した方が良いでしょう。
昨今の傾向
近年では、ダイエットや食事の欧米化の影響により、
若い女性の骨密度の減少が増えています。
若いからと言って安心せずに、運動や食事に気を付けて
骨粗鬆症のリスクを減少させるよう心がけましょう。
少し意識して生活するだけでも違うかもしれません。
今日が、将来の健康な身体へと繋がっていくのです。