骨粗鬆症の人向けの食事ベスト5
骨粗鬆症は骨がスポンジのようにスカスカになってしまう病気です。
「骨を丈夫にするには?」と聞けば、多くの人は「カルシウムを摂る事」と答えるでしょう。
確かにカルシウムは骨の重要な成分です。
しかしカルシウムだけを摂っていても、あまり意味がありません。
その吸収を促進する他の栄養素が足りないと効果は出にくくなります。
栄養素は、単独ではなかなか働いてくれません。
栄養素は、野球やバレーボールと同じでチームで機能しています。
ピッチャーが良くても、バッターがいなければ勝てません。
名アタッカーがいても、トスを上げるセッターがいなくては点は取れません。
栄養素も同じです。
では、どうするべきか。
バランスよく食べることが最が大切になります。
<「骨粗鬆症」「 食事」>と検索すると、色々と出てくると思いますが、
情報が多い中、選択に困ってしまいますよね。
ですので、今回は「毎日の食事に取り入れたい食材ベスト5」をご紹介します。
①ヨーグルト
まずは、ヨーグルトです。ヨーグルトにはカルシウムが豊富に含まれます。
いくら栄養を摂っても、腸の調子が悪いと、きちんと吸収されません。
ヨーグルトには腸の調子を整える乳酸菌も沢山含まれています。
②きのこ類
次はきのこ類です。きのこにはビタミンDが含まれています。
ビタミンDはカルシウムを骨まで運ぶ役割を担っています。
それに、きのこのカロリーはほぼ0なので、ダイエット中の方にもオススメです。
③豆腐
そして、豆腐です。
豆腐にはマグネシウムが多く含まれます。
マグネシウムはカルシウムを骨にとどめておく作用があります。
また、豆腐にはイソフラボンが豊富で、イソフラボンは女性ホルモンと構造がとても似ています。
女性ホルモンには骨量を維持する作用があります。
その為、女性ホルモンの分泌が急激に減る更年期の女性には特にオススメです。
女性ホルモンの分泌が激減する更年期以降は骨粗鬆症になるリスクが高くなります。
大豆や大豆製品を積極的に摂って下さい。
冷奴など、調理せずそのまま食べられるのも良いですね。
④緑黄色野菜
4つ目の食材は、モロヘイヤなどの緑黄色野菜です。
ビタミンKが豊富に含まれています。
ビタミンKはカルシウムを、骨に取り込むサポートをしてくれます。
更に、骨からカルシウムが流出するのも防ぐ働きがあります。
ビタミンKは脂溶性のビタミンなので、良質の油と一緒に摂るのが上手な食べ方になります。
緑黄色野菜の油炒めや、モロヘイヤの天ぷらなどがオススメです。
⑤レモン
そして最後はレモンです。レモンにはクエン酸がふくまれています。
クエン酸はカルシウムの吸収を促進してくれます。
クエン酸の多いレモンを調味料として使いましょう。
レモンを使うことで減塩効果もあるので、血圧の高い人には特にオススメします。