本当に効果ある? 炭水化物抜きダイエットのメリット、デメリット
日常生活のいたるところで食べる機会の多い炭水化物。
炭水化物は「糖質」と「食物繊維」に分類され
「糖質」にあたるのは米や小麦などの穀類、じゃがいもなどの根菜・果物・砂糖などです。
炭水化物は、ダイエットをするときは抜いた方が効果的という説もあり
「炭水化物抜きダイエット」というものが存在します。
炭水化物抜きダイエットとは
「炭水化物さえ摂らなければ、あとは何をどれだけ食べても良い」
というわかりやすいダイエット法です。
では本当にダイエットの時は炭水化物を抜いたほうが良いのでしょうか?
そこで、ここでは炭水化物抜きダイエットのデメリットとメリットを取り上げていきます。
【デメリット】
①日中、脳が働かないので、生活に支障をきたす
頭がぼーっとして、仕事や家事などに苦労するかもしれません。
イライラしやすく、ストレスが溜まる原因にもなります。
②体内のたんぱく質が分解され、見た目の老化につながる
筋肉・髪の毛・肌などのたんぱく質が、糖分のかわりとして使われます。
長期間炭水化物を抜くと、筋肉が衰え髪や肌の美しさを失う恐れがあります。
③脂肪がつきやすい
脂肪には「不足したエネルギーの補給を行う」役割があります。
エネルギー源である炭水化物を減らすと、食べたものから発生するエネルギーが減少します。
すると身体から熱が逃げないように生命維持機能が働いて、脂肪を少しでも蓄えようとします。
結果、なかなか脂肪が減らない体質になってしまいます。
④塩分とコレステロールを取り過ぎる可能性
ご飯などの炭水化物を抜いておかず類ばかり食べるようになると、
塩分・脂質・たんぱく質を過剰に摂ることになります。
塩分やコレステロールの取り過ぎが原因で起こる
高脂血症・心筋梗塞・脳卒中などの病気にかかる危険性が高まります。
⑤食物繊維が不足しやすい
炭水化物を完全に抜くと、糖質だけでなく食物繊維も抜くことになります。
もちろん野菜類や海草などからも、食物繊維を摂ることはできます。
ただしご飯から摂取している食物繊維の分量は多く、
ご飯を抜くと食物繊維が不足する可能性が高まるのです。
すると、便秘などの症状が出てきてしまいます。
【メリット】
①摂取カロリーを大幅にダウンできる
毎日の摂取カロリーの6割を占めるのが炭水化物と言われています。
その炭水化物を抜くことで、摂取カロリーを大幅にダウンできます。
②夜だけ炭水化物を抜けば、効果的なダイエットになる
一日の始まり「朝食」と生活の最中「昼食」はしっかり炭水化物を摂ります。
夜食の食べ過ぎが太る原因になりやすいので、
夕食と夜食で炭水化物を抜くのは、ダイエット法として理にかなっています。
【まとめ】
炭水化物抜きダイエットをするなら「夕食・夜食のみ」がオススメです。
正しい方法で行えば、短期間で健康を維持しながら痩せることも可能です。
もし炭水化物抜きダイエットを考えていらっしゃるなら、
上記の炭水化物抜きダイエットのメリットデメリットを参考に健康的にトライしていただけたら幸いです。