過剰な栄養と不足する栄養について
現代の日本
今の日本では、非常に食事に恵まれた状態が続いており、空腹で困ることはあまりありません。
多くの場所にスーパーやコンビニがあるので、
お腹が空いてもすぐに食べ物を買いに行く事ができます。
飽食の時代になりましたが、必ずしも栄養バランスのとれた食事とは限りません。
昔の食生活
昔の日本では、食事の量自体は少なかったですが、野菜や芋類を多く食べていたので、
栄養のバランスが非常に良い状態でした。
しかし今日では、
生野菜や果物等をあまり食べなくなり、ビタミンやミネラルが不足していると言われています。
そして、逆に取り過ぎている栄養素も数多くあります。
現代の食生活
現代人の食生活を紐解くと、過剰摂取している栄養やカロリー、逆に不足している栄養も多くあり、気をつけなければ若年のうちから取り返しのつかない病気になることも…
◇過剰摂取している栄養素
①脂質やたんぱく質が過剰摂取に近い。
大豆や魚からではなく、肉類のみから脂質やたんぱく質を摂取していくと、
どうしても偏った栄養補給となってしまう場合があります。
摂り過ぎると内臓が疲労したり、腸内環境が乱れたりすることがあります。
➁リンが過剰に摂取されている
リンは、体に必要なミネラルの一種で、多くの食物に含まれています。
例えば、
- 肉類や牛乳、その他乳製品に多い
- 食品添加物としても使用されている
と、身近な食材に含まれているので、何となく過剰摂取の可能性を感じてしまいます。
特にリンを取り過ぎると、骨密度が低くなることがあるとされており、
過剰摂取には十分な注意が必要です。
◇逆に不足している栄養も多い
今の日本の食生活では、多くのミネラル分の摂取量が不足しています。
ミネラルとしてはカルシウムや鉄分が有名ですが、それ以外にも亜鉛、マグネシウム、
カリウムなど、数多くのものがあります。
これらのミネラルが不足すると、体に様々な不都合が起こり得ます。
◆亜鉛が不足すると、味を感じにくくなることがある
◆カリウムが不足すると、高血圧の原因になることがあります。
ミネラルは、非常に地味な存在ですが、体には必須の栄養素です。
飽食の時代と言われているように、今の日本で食事に困ることはありません。
しかし、栄養バランスを意識しないでいると、ミネラル分の不足や、
たんぱく質や脂質の過剰から、思わぬ体調不良を起こしてしまう可能性があります。
日本人が不足しがちな栄養素がたくさん含まれた野菜、芋類、魚介類などを取り入れて、
偏らない食生活を心がけていきましょう!