海藻が骨を強くする! その秘密とは…

海藻が骨を強くする! その秘密とは…

身体を支える、動きの要を作る「骨」。
骨はコラーゲンとリン酸カルシウムの働きにより、場合によってはコンクリートよりも耐久性を発揮します。
しかし、年齢や閉経、さらに栄養バランスの偏りなどの不摂生から骨は弱くなってしまいます。
骨の中にある細かい骨の組織がだんだん少なくなることで、骨の密度が下がり、 ある日ちょっとした転倒や衝撃などであっという間に折れてしまうのです。

骨折を防ぐために必要なこと

骨折を防ぐにはカルシウムの摂取だけではなく、 体内でコラーゲンを作る力が必要です。
コラーゲンはタンパク質からアミノ酸に分解され、体内で再び作り直されると同時に、 ビタミンなどにより働きがより活発になります。
したがって、
骨を強くしたい=カルシウム でもなく
骨を強くしたい=コラーゲン でもなく
タンパク質やビタミン、ミネラルなどバランス良く摂取していくことが必要とされます。

「だけどカルシウムもタンパク質もビタミンもミネラルまでも摂取するなんて、そんな贅沢な食材があるのか?」
とお思いかもしれませんが、実はあるんです。

それは海藻類です。

海藻のスゴいところ


海藻は野菜のようにたんぱく質や脂質、糖質などを含んでいますが、海藻のすごい点は、野菜に比べ非常に多くのビタミン類やミネラルを含んでいます。
特にカルシウムやカリウム、マグネシウム、ヨウ素、鉄、亜鉛など生きていく上で必要不可欠な成分がたくさん含まれているのです。
コンブやワカメには動脈硬化に関係するアルギン酸やフコイダン、血圧の調節に役立つラミリンというアミノ酸を含んでいます。
ノリはビタミンBの類を多く含み、中でもビタミンB12の含有量が多いことが特徴的で、非常に良質の食物繊維も豊富に含んでいます。 海はミネラルの宝庫ですからたくさんのミネラルを存分に吸収して育ち、さらに太陽の光などにも恵まれているため植物性タンパク質なども作られます。

まさに海に光る栄養の玉手箱ですね!

毎日海藻を食べよう

カルシウムに加え、コラーゲンの材料となるタンパク質、コラーゲンの働きを助かるビタミンがたくさん含まれている海藻はまさに骨を強くするための万能食材と言っても過言ではないでしょう!

今日からぜひ、
・毎朝、ノリを食べる
・味噌汁にはわかめやあおさなどいれる
・一品料理に昆布の佃煮やひじきの煮物など加える
といったところから始めてみましょう。

おまけ

ちなみに、日本では海藻を食べる習慣がありますが、海外ではどうなのでしょうか?
実は地中海地方で、海藻を食べていた地域がありました。 食べていた海藻は「パディナ・パボニカ」。
現地の人々の間では「地中海の真珠 パディナ・パボニカ」と呼ばれ、健康によい民間伝承食材として長く食べられてきたそうです。

【必見】あなたの骨を強くする「パディナパボニカ」とは

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